こんにちは。
ネットで外国語は文法なんて知らなくても会話できるようになる、なんていう記事を目にしました。これは昔から言われていますね。
「私達日本人は習わなくても子供の頃から日本語できるんだし、外国語だって文法知らなくて大丈夫!」
果たして本当に文法はいらないのでしょうか。ポルトガル語の学習者にも、他の言語の学習者にも、ちょっと考えてみてほしいです。
ポルトガル語の文法の勉強は必要か
文法の学習は必要です!
日本で生まれ育った日本人なら、文法を考えなくても日本語が分かります。母国語として生まれたときから耳にする言語は文法を教わらないでも身につきます。
でも、大人が外国語として習得するならどの言語でも文法は無視できません。感覚的に覚えるのではなく、きちんと体系的に理解して効率的に習得するためにも、しっかり抑えておきたいところです。
そうでないと、あらゆることを暗記しないといけなくなります。
文を作るためのルール
ただ単語を並べるだけで言いたいことは伝わるという主張もありますね。
旅先などでのサバイバル的な会話ならそれでもいいでしょう。でもそれは、相手が想像力を働かせて一所懸命聞いてくれているからできること。逆にもし外国人が突然、単語を並べただけの日本語で話しかけてきたら困りませんか?
外国語は文法が分っていないと理解できないし理解してもらえません。
言葉をどの順番でどう並べてどう変化させるのかを決めるルールが文法です。これを無視しては正しい文が作れず、何が言いたいか分からないものになってしまいます。
ちょっとポルトガル語で例をあげてみましょうか。
- O gato comeu o peixe. (猫が魚を食べた。)
- O peixe comeu o gato. (魚が猫を食べた。)
この2つの文は、語順を変えただけで使われている単語は同じです。主語と述語と目的語の位置が違うと意味が逆になってしまいます。
文法を勉強しよう
文法は、無駄なく学習をすすめるためにはもちろん、きちんと文を組み立て、相手と理解しあうために必要です。文法なんていらないなんて言わないで勉強しましょう。
もちろん普段の会話はライブ。テキストに載っている正しい文法を超えた表現をすることは普通にあります。
最後に
文法が苦手な方の気持ちはよく分かります。私も英語でもポルトガル語でも苦手でした。
でも、もう一度言いたいと思います。外国語の学習に文法は必須です。しっかり習得できれば、本当にその言語が使える人になれます。
別の回で、私がどうやって複雑なポルトガル語の文法を勉強したのかをご紹介しますね。
画像
Photo by Hannah Reding on Unsplash
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