こんにちは。
ブラジルの人は基本的に親日的。私達日本人に対して好意的に接してくれます。
でも中には、一所懸命話したポルトガル語の発音を笑う失礼な人がいて、そんな人に出会うと心が折れます。
そんな人にも負けずに堂々と話せるようになりたいですね。
発音を文字で説明するのは不可能とは常々思っています。でも今回はカタカナも使ってできるだけ分かりやすく3つに分けて書きました。
ポルトガル語の発音で覚えておくべきポイント
ズバリ「L」と「R」。
日本語だと両方「ラ行」で表されます。でも「L」も「R」決して「ラリルレロ」ではありません。
意地悪なブラジル人に言われるフレーズが3つあります。
- Fala "Paralelepipedo"(石畳って言ってみろ).
- Fala "Amarelo"(黄色って言ってみろ).
- Fala "Laranja"(オレンジって言ってみろ).
全てに「L」と「R」が含まれていて日本人はこの発音が苦手だからです。これはポルトガル語だけでなく、他の外国語でもそうではないでしょうか。
逆に言うと、この2つの発音がきちんとできていれば、バカにされずに済むということです。
発音のポイント
上の3つの文から3の"Fala "Laranja"(オレンジって言ってみろ)"の「Laranja」を例に挙げます。
「Laranja」を「La-ran-ja」の3つに分けますね。
「La」
舌の前1/2から2/3くらいを上顎にべったりくっつけます。「ア」と発音しながら舌を一気に下におろします。これで「La」の発音にかなり近くなります。
「ran」
これを強いてカタカナで表すなら「アラン」になります。
小さく素早く「ア」と発音してから素早く「ラ」に移ります。口の形を「ア」にしたままで舌だけ動かします。舌先を上顎の奥側から前側に向けて一瞬撫でて「ラ」。これでポルトガル語の「ra」が作れます。ポルトガル語の「ra」は「「アラ」。
そして喉を閉じて「n」。
「ja」
最後に「ja」
日本語で「ジャ」と発音する時の歯の位置はどうなっていますか?ポルトガル語の「ja」と日本語の「ジャ」はちょっと違います。前歯の上の歯と下の歯の位置を少し前後にずらします。上の歯が前、下の歯が後ろです。舌も少し後ろ側にずれると思います。それで「ja」です。
習得に向けての練習法
発音に気をつけると、外国語のヒアリングとスピーキングの能力も高まります。発音は大事ですね。
たくさん聞く
人は聞いてないことは発音できません。なのでたくさん聞くようにします。
(参照リンク リスニング力を伸ばすコツ)
ネイティブの発音を何度も聞きます。
YouTubeでもいいですし、ポッドキャストでもいいです。気兼ねなく繰り返して聞けるものがいいです。ネイティブに読んでもらって録音したものでもいいですね。
ここでは意味が理解できるかどうかは置いていて、とにかく聞きます。
録音する
使うのはスマホの録音アプリで充分です。
でも、容量やバッテリーが気になる方には、ICレコーダーを一つ持っておくのをおすすめします。選ぶ時にはリピート機能や早聞き遅聞きがあるかチェックしてくださいね。語学学習には欲しい機能です。
例えばこれ。↓
オリンパス OLYMPUS ステレオICレコーダー Voice Trek V-873 ブラック 8GB
録音するのは自分の発音です。自分の声を録音するのは妙に恥ずかしかったり緊張しますが、これが印象強く残ってかえって学習に効果的なんです。
短いフレーズを発音します。できれば読むのではなく、ネイティブの発音を聞いた通りに発音してください。
聴き比べて練習
ネイティブの発音と自分の発音を聴き比べます。
同じように聞こえるところと違って聞こえるところとがあります。聴き比べて気がついたところに注意しながら繰り返して発音して練習します。
最後に
聞く、録音する、聴き比べる。これでしっかり練習しても、実はネイティブと同じにはなりません。
でも、ポイントを抑えておけばかなり近くなりますし、何より自信を持って話せるようになります。
発音の練習の時はゆっくりオーバーにしてみて、スピードを上げていくとちょうど良くなります。
"A Laranja amarela na paralelepipedo." (石畳に黄色いオレンジ)。
私はこのフレーズで「L」と「R」の練習しました。難しいですけど是非挑戦してみてくださいね
参照リンク
リスニング力を伸ばすコツ
画像
Photo by Siddharth Bhogra on Unsplash
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