外国語を学ぶ人には会話集を買って勉強に役立てようとする人も多いのではないでしょうか。会話集は、暗記するのも楽しいし、覚えたフレーズが増えるのも楽しいですね。
もちろん私も持っていました。それに加えて、ブラジル人の友達に教わったたくさんのポルトガル語のフレーズをリストにしたノートもありました。
でも実際の場面で使えたことはありませんでした。
会話集について考えてみました。
会話集が使えないと思う理由
カタカナで発音は表せない
会話集にはカタカナで発音が書いてあります。分かりやすいように見えて、外国語の発音をカタカナに当てはめて表記するのは無理です。
例を挙げます。
"Brasil"は会話集では「ブラズィウ」と表記されているでしょうか。でも実際は「バラズィウ」の方が近いし、本当は「バ」ですらありません。カタカナでは表せないのです。
発音できてもそれに対する相手の返答は聞き取れない
暗記した通りに使ってみても、相手がどう反応してどう返答するかは分かりませんし、理解もできません。
例えば、郵便局に行ってポルトガル語で「この手紙を日本に送りたいです」と言ったとして、相手が答えるのは何でしょう。「はい」「分かりました」「書留ですか?」「速達ですか?」「12レアルです」... これ、聞き取れるでしょうか。
応用が利かない
会話集では、想定されたシーンごとに会話がリストアップされています。でも世の中その通りに物事は進みません。書いていないことが一つでも起きたらもう分かりません。
上で挙げた郵便局の例で、相手の返答が聞き取れたとして、自分がどう答えるべきかは会話集のどこにも書いてありません。
会話集を活用する方法
ネイティブが身近にいて協力してもらえるとか、今レッスンに通っているという状況にない場合、せっかく買った会話集はどうすればいいでしょう。
丸暗記
とにかく丸暗記してしまいます。たくさん文を覚えているということは、引き出しがたくさんあるということです。付属のCDがあればそれを聞きながらできるだけ正しい発音を覚えましょう。
最後に
会話はライブ。どんどん変化し広がっていくものです。単純なフレーズでも、紙に書いてあることだけで会話を成立させるのはちょっと難しいのではないでしょうか。
やっぱりちゃんとレッスンに通ったり、ネイティブに協力してもらって実際に声を出し声を聞いて覚えていくのが一番ですね。
やっぱりちゃんとレッスンに通ったり、ネイティブに協力してもらって実際に声を出し声を聞いて覚えていくのが一番ですね。
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