こんにちは。
外国語での作文。文を作るというと紙に向かってペンを握ってという印象ですが、会話のときにも頭の中で作文してそれを口に出しています。どんな時にも必要なのが作文力です。
今回は、私がポルトガル語の作文力を伸ばすためにやっていた方法を書いていきます。例文はポルトガル語ですが、他の外国語を学習中の方の参考にもなったら嬉しいです。
ポルトガル語の作文力を伸ばす方法
この練習で、自分の思っていることをより自由に表現できるようになります。
ポイントは、前置詞や動詞の活用や代名詞など、細かいところを疎かにしないことです。ここをいい加減にやってしまうと間違って頭にインプットされてしまいます。丁寧にやりましょう。
まずは一語からスタート
最初に単語を一つ決めます。それに一つずつ単語をつなげていきます。
なかなか覚えられない単語をあえて最初の単語にしてしまえば、使い方と一緒にしっかり覚えられますよ。名詞でも動詞でもなんでもいいと思います。
それでは例を挙げて説明します。
単語につなげて文を作る
最初の言葉は何でもいいです。例えばポルトガル語で「maçã(リンゴ)」。これにどんどん足していきます。
- 「a maçã(リンゴ)」
- 「a maçã」+「vermelha(赤い)」→「a maça vermelha(赤いリンゴ)」
- 「a maça vermelha」+「comi(食べた)」→「Comi a maça vermelha.(赤いリンゴを食べた)」
- 「Comi a maça vermelha」+「junto com a mãe(お母さんと一緒に)」→「Comi a maçã vermelha junto com a mãe.(お母さんと一緒に赤いリンゴを食べた)」
まだまだ「どこで」「何時に」等々、つなげられますね。こんな風に発展させて長い文章を作ります。
気をつけるポイント
- 「maçã」は女性名詞なので前に「a」がつく
- 「vermelha」は「a maçã」を修飾する形容詞なので「vermelho」ではなく「vermelha」
- ここでは仮に主語を「私」と想定したので、動詞「Comer」は一人称完全過去で「Comi」
- 「mãe」も「maçã」と同様に女性名詞なので「a」をつけて「a mãe」
こういう細かいところに注意しましょう。
語彙力 文法力 作文力のレベルアップ
この学習方法で得られるものとして3つ挙げておきます。
- 単語を覚えられる
- 文法が分かるようになる
- 作文ができるようになる
単語を足していくので語彙力がつくのは当然です。それから、文が長くなるにつれ、助詞や時制や単語の順序を考える必要が出てくるので、文法も考えて組み立てる必要が出てきますし文の構造も分かります。そうしていくつも文を作っていけば、作文の力はぐっと伸びますね。
実はこれ、日本語教師をしていた時に覚えたやり方なんです。日本語の授業でも自分のポルトガル語学習にも使って効果があったと思っています。
最後に
ポルトガル語以外の外国語でも使える方法だと思います。
とにかく丁寧にやることです。慣れるとどんどんスピードアップしてできるようになります。
紙に書きながらやる方法と、書かずに口に出しながら脳内で作文していく方法とあります。この両方をやってみることをおすすめします。書くときも会話するときも、反応が良くなりますよ。
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