ポルトガル語の教室は「近い」「安い」「個人」を選ぼう【初心者】

2020/03/10

ポルトガル語 レッスン 語学学習

t f B! P L



こんにちは。


「ポルトガル語を教室で習いたいけど、どんな教室が自分に合っているか分からない」

そんな初心者の方に向けて、何を基準に選ぶべきか私の経験を交えて書いていきます。


ポルトガル語以外の言語を学ぶ方にも参考になったらいいなと思います。

ポルトガル語の教室は「近い」「安い」「1人」を選ぼう




初心者の方が学習を続けられて効率よく習得するためにチェックしてほしいのは

  • 通いやすい立地
  • 払いやすい料金設定
  • 個人レッスン

この3つの点。自分に合ったレッスンを見極めてください。


順に見ていきましょう。



通いやすい立地




電車やバスを乗り継がなければたどり着けないほど遠い教室では、それだけで心が折れます。

自宅から近い、または学校や職場の行き帰りに立ち寄りやすい場所にあると、教室に通い続けるハードルがぐっと下がりますね。



払いやすい料金設定




授業料が手頃だと始めやすく続けやすいですね。あまりに高いと、ちょっとしたことでレッスンに通うのをあきらめてしまうことに。


でも、レッスンが低料金なりの質の低いものでは困ります。

もちろん授業料が高くても起こりうることですが、事前にしっかり問い合わせをしたり体験レッスンを受けるなどして、よく確認してから始めましょう。



個人レッスン




初心者の方には個人レッスンをおすすめします。


私は個人レッスンもグループレッスンも経験しました。

個人レッスンのほうがしゃべる量が圧倒的に多く、習得のスピードも早かったと思います。言葉は、インプットだけでなくアウトプットしないとしっかりと覚えられません。



それではグループレッスンはダメなのかといえばそんなことはありません。


次に、それぞれのメリットとデメリットをあげてみます。


個人レッスンのメリットとデメリット



メリット


  • 自分の目的やペースに合ったレッスンを受けられる
  • たくさん話せる
  • 他の人を気にしないで集中できる



デメリット


  • 続けるうち講師と馴れ合いになることがある
  • 講師と相性が合わないとレッスンに通うのが辛い
  • 気が緩むとレッスンをサボったり挫折しやすくなる



グループレッスンのメリットとデメリット



メリット


  • 仲間と教え合ったり励まし合ったりできる
  • 他の生徒の発話からも学べる
  • 個人レッスンに比べて費用が安い



デメリット


  • 他の生徒とレベルが合わないと居心地が悪い
  • 他の生徒を気にして積極的に発言できないことがある
  • 自分の発話量が少なくなる




その他のチェックポイント




レッスンのスタイルが直接法間接法かという点も確認したいポイント。

私が初心者におすすめするのは間接法のレッスンです。ただし始めだけ。



直接法と間接法



ポルトガル語のレッスンならポルトガル語で、英語のレッスンなら英語で授業が進められるのが直接法

これに対して

ポルトガル語のレッスンを、生徒の母国語や既に十分理解できている言語を使って行うのが間接法


間接法だと、日本語でポルトガル語の説明が受けられるので、とにかく分かりやすいです。苦労することなく言葉や文章の意味を教えてもらえます。

始めはこうしてどんどんインプットしていくことが必要です。


でもこれではなかなか話せるようにはなりません。次に理由を書いていきます。


ポルトガル語を日本語で教わるのは始めだけ



私がブラジルに来て初めて受けたレッスンが間接法でした。とても優しい先生で、すべて日本語で説明してくださいました。


でもそのレッスンでは話せるようにはなりませんでした。

レッスンで聞いたり書いたりする言葉のほとんどが日本語だったので、ポルトガル語をいちいち日本語で考えるクセがついていたからです。


その後、すべてポルトガル語で行うスタイルの教室に変わり、耳が慣れるまで苦労しましたが、一旦慣れてしまうとリスニングもスピーキングも格段にレベルアップできました。


始めから直接ポルトガル語で習ったほうがいい?



全くゼロの初心者だと、説明が理解できず習得に時間がかかります。ということは、達成感を感じにくく挫折しやすくなるということです。

続けられなければ意味がありません。



友達に習うのはおすすめしない




ネイティブだからといって友達に教えてもらうのは、初心者のうちは避けるべきです。


正しいポルトガル語を体系的に教えてくれるプロに教わるのが効率的。きちんとインプットできないと、アウトプットしたくてもできません。


教え方を知っていてポルトガル語をしっかり勉強した先生なら、必ずしもネイティブである必要はありません。


初めてのポルトガル語の先生はブラジル人の友達だった



私の初めてのポルトガル語の先生になってくれたのはブラジル人の友達でした。


彼女は日本語が流暢。そしてネイティブなので当然ポルトガル語はしゃべれるし分かるのですが、教えた経験はありませんでした。

ただポルトガル語の会話集を暗記するよう言われるだけで、レッスンの日に会っても、友達なのでついおしゃべりばかり。少しもレッスンらしいレッスンにはなりませんでした。


進んで中級上級になれば、ネイテイブの友達との普段の会話から覚えたり、質問して教わることもできますね。



最後に




初心者向きのポルトガル語教室は、


  • 通いやすい立地
  • 払いやすい料金設定
  • 個人レッスン


以上3点をおすすめします。

そして始めは間接法で習い、そのあと直接法でしっかり鍛えられればいいですね。



画像

Photo by Nils Stahl on Unsplash

Amazon.jp

自己紹介

カエルです。

1995年末からサンパウロに住んでます。

細々とではありますが、ブラジルポルトガル語翻訳とポルトガル語音声起こしのお仕事をしています。

ツイッターではブラジルのニュースや日々のあれこれをつぶやいてます。

過去記事

このブログを検索

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ